底辺と医師国家試験対策

医大生のポリクリ日記をイメージして書いています

国試後にやることがない人

電子書籍サイトのM2プラスがm3電子書籍に改名するらしいですね。分かりやすくてよいですね。自分も名前が怪しいと思ってM2プラスではなく医書.jpを使ってました。

 

国試後は遊ぶべきで、どうしてもと言うなら救急外来ただいま診断中を通読してイメトレしておければオッケーなんじゃないでしょうか?

 

と思いますが、国家試験に向けて一日中勉強することに慣れてしまってやることがなくて不安なあなた

M3が出しているデキレジという動画講座があります。

自分は胡散臭いと思って手を出してませんでしたが、今みると有名な先生ばかりで、試しに一つ購入してもいいんじゃないでしょうか

 

実際にみてはいませんが、医師一年目のための内科緊急入院時オーダー(3980円)は昔の自分に勧めたいですね。

学生のうちって手技とかレクチャーばかりで、実際にどんな事務仕事があるのかって想像できませんよね、書いて入院時サマリー

「学生さん、今から入院入れるから帰っていいよ!」と言われたその後で指導医が何をしていたのか分かる動画です、恐らく

 

どこまで研修医がやるかは病院に依りますが

入院させるには

・入れる病床を探して

・そこの師長さんにお願いして

・患者と患者家族に説明して

・色んな同意書を取って

・高齢者ならDNARについて話して

・入院時の心電図、レントゲンや採血を入れて

・輸液入れて

・内服入れて

・指示簿入れて(大体テンプレがあります)

・簡単なサマリ書いて

・リハビリも入れて

・DPCも入れて

 

こんな感じで雑用があります。一つ一つはパソコンカチカチですぐ終わりますが流れを掴むまでは頭が混乱しました。

 

医学的な知識については研修が始まってから経験しつつ覚えるのでよいと思いますが、この流れを先に知っておけたら楽だったなと思っています。

 

医学生向けの記事なのでDNAR警察は勘弁してください。

ところで、DNARって何?と思う人はぜひ時間があるうちに、終末期ディスカッションという本を一読するのがおすすめです。

(リンクを踏んでも私にお金は入りません)

 

特に救急を回る全ての研修医が読んでおくと良いと思います。

倫理的な問題ばかり主張されている、現場の感覚から離れた本もありますが、この本は実用的です。小説よりも読みやすいので、保険診療に携わる全医療者に読んでほしいです。

 

自分は勝手に緩和ケアや在宅医レベルのACPの話だと思い込んで、ずっとこの本は買ってなかったのですが本当に早く買えばよかったと思っています。